体脂肪理想の体脂肪量は性別や年齢によってことなります。
また、体脂肪の判定には五段階(痩せている / 標準- / 標準+ / 軽い肥満 / 肥満)があり、ここでは18歳~39歳までの男女の体脂肪率について説明しています。(※14歳~17歳の場合は表示の数値より1%低い数値、40歳~59歳では表示の数値より1%高い数値が目安となっています。)
健康的でスレンダーな体型を目指す場合、〝標準-〟程度の数値が最適だと考えられます。

◎男性の体脂肪量(18歳~39歳)
痩せている・・・10%未満
標準-・・・11%~16%
標準+・・・17%~21%
軽い肥満・・・22%~26%
肥満・・・27%以上
◎女性の体脂肪量(18歳~39歳)
痩せている・・・20%未満
標準-・・・21%~27%
標準+・・・28%~34%
肥満・・・35%以上





体脂肪を1%落とすためにはどれくらいの運動量が必要?

体重70kgで、脂肪率が25%の場合、体脂肪の量は70×0.25=17.5kgということになります。そしてここから1%脂肪へらすためには、16.8kgまで脂肪の量を落とすことが必要になります。つまり、この人の場合およそ1kg脂肪を落とすことによって1%脂肪率が減らせるというわけですが、この1kgを熱量に換算すると、7200kcal程度となります。(※)
(※脂肪1gの熱量は9kcalとされています。単純に計算すると脂肪1kgは9000kcalということになりますが、人間の体脂肪には純粋な脂肪分のほかに水分や細胞をつくる成分などが20%含まれるため、その分を差し引いて計算しています。)

1%減らすための一日ノルマは?

走るこの7200kcalを一か月かけて減らす場合、一日のノルマに換算すると240kcalとなります。
つまり、日常生活でさらに毎日240kcal分のカロリー消費を増やす、もしくは240kcalのカロリー摂取を減らすことで1%の体脂肪減を達成することができるということになります。

運動量に計算すると?

240kcalというのは食べ物でいうと〝どらやき一個〟〝発砲酒ロング缶1つ〟〝生中1.2杯〟程度の熱量で、運動の場合、〝一時間弱のウォーキング〟〝30分弱のジョギング〟に相当します。(※)お菓子やお酒をカロリーオフのものにしたり、エレベーターの代わりに階段を使うようにする、自転車をやめて歩くようにする、などの工夫でノルマが達成できると考えられます。
※消費カロリーは体重70kgの30~40代の男性の場合です。