プロテインの種類

動物性タンパク

ヨーグルト肉・魚・卵には動物性タンパクが豊富に含まれており、プロテインの含有量が高い食材です。
肉にはたんぱく質以外にもビタミンや鉄分などが含まれており、体を作る栄養素をバランスよく含んでいる食材といえるでしょう。肉は消化酵素によってアミノ酸に分解され、吸収されますが、動物性タンパクのなかにはもともとアミノ酸を豊富に含有しているものがあります。
それがサプリメントにつかわれる〝ホエイ〟とよばれるものです。ホエイは牛乳の中に含まれる動物性タンパク質で、ヨーグルトなどの上層にたまる透明の液体です。ホエイの中に含まれるアミノ酸は体内で分解する行程を必要とせず、すぐに吸収できる状態であるため、吸収スピードが早いというメリットがあります。(1~2時間)
ホエイプロテインはトレーニング中やトレーニング直後などに摂ることによって効率よく吸収され、体の疲労感を軽減させたり筋肉の修復を早めたりする効果があります。
トレーニング用に売られている〝アミノ酸〟を含んだドリンクやサプリメントも同様の効果があります。





植物性タンパク

大豆プロテイン大豆製品や豆類に多く含まれるのが植物性タンパクで、動物性のタンパクに比べ消化に時間がかかることが特徴で、吸収もゆっくりなため、ダイエットなどで減量したい場合や、トレーニングの休息日などに適しているプロテインです。
大豆のプロテインにはプロテインのほかに〝イソフラボン〟が多くふくまれており、美容効果が高いことが特徴です。イソフラボンの分子構造は女性ホルモンに似ていることから、体内に入ると女性ホルモンとして認識され、肌をつくるコラーゲンの生成を活発にしたり、乳腺を刺激してバストアップするなどの効果があります。

大豆プロテインをベースに作られているのがソイプロテインです。比較的価格が安いものが多いため、日常的にプロテインを補給したいひとや、ダイエットで置き換えしたい人にも向いているプロテインと言えるでしょう。

こだわりプロテイン

カゼインプロテイン・・・カゼインプロテインは乳成分から抽出されるプロテインですが、不溶性のタンパク質だけを取り出したもので消化・吸収に時間がかかるのが特徴です。(6~7時間)

WPI製法・・・ホエイプロテインのタンパク質だけを取り出す方法で、〝乳糖不耐性(※)〟の症状を起こす心配のない乳タンパクとして摂取することができます。
(※乳成分に含まれる乳糖を分解する酵素が十分にないことで起こす消化不良の症状)

WPC製法・・・ホエイプロテインを精製する際にホエイに含まれるビタミンやミネラルを残したもの。

WPH製法・・・ホエイプロテインのアミノ酸をさらに吸収しやすい状態に分解したもの。